【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は14日、バイデン米大統領が9日に中国の習近平国家主席と電話会談した際、対面形式の会談実施を提案したが、同意を得られなかったと報じた。米側は10月末にローマで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議などに合わせた対面会談を模索してきたが、早期実現の可能性は低くなったとみられる。
 米当局者は同紙に対し、習氏が対面会談に応じなかった理由について、新型コロナウイルス拡大への懸念があるとホワイトハウスはみていると語った。同紙によると、習氏は昨年1月にミャンマーを訪問して以来、外遊していない。G20の時期に合わせてバイデン氏と習氏がビデオ会談を行う可能性は残っているという。
 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は報道について声明で「電話会談を正確に描いたものではない」と指摘した。不正確な点の具体的な説明はしなかった。 (C)時事通信社