【ベルリン時事】ブルガリアのラデフ大統領は16日、議会を解散し、11月14日に総選挙を行うと表明した。各党の連立交渉が不調に終わったためで、4月の総選挙、7月の再選挙に続く再々選挙。ブルガリアは新型コロナウイルスワクチンの接種完了率が人口の2割に届かず、欧州内では大きく遅れている。政治空白によるコロナ対策の停滞に懸念が強まっている。
 ブルガリアでは、まん延する汚職などをめぐり、2009年から今年5月まで断続的に3期首相を務めたボリソフ前首相の長期政権への不信が増大。ボリソフ氏率いる中道右派政党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」は4月の選挙で苦戦し、7月の再選挙では新興ポピュリズム(大衆迎合主義)政党ITNに議席数で逆転された。ただ、両党とも過半数には大きく足りず、いずれの連立交渉も難航していた。 (C)時事通信社