国際的な情報会社クラリベイトは22日、ノーベル賞級の研究成果を挙げ、その論文が他の論文に多く引用された「引用栄誉賞」を発表した。今年は16人に授与され、日本からは医学・生理学分野で岸本忠三大阪大名誉教授と平野俊夫量子科学技術研究開発機構理事長、化学分野で澤本光男中部大教授(京都大名誉教授)の3人が選ばれた。引用栄誉賞の受賞者はその後、ノーベル賞を受賞する例が多い。
 岸本、平野両氏は免疫の抗体を作るのに重要な役割を果たす「インターロイキン6」を発見して働きを解明し、関節リウマチ治療薬などの開発につなげた。両氏は2009年にスウェーデン王立科学アカデミーのクラフォード賞、11年に日本国際賞を受賞している。澤本氏は高分子を精密に合成する方法を確立したことで知られ、「金属触媒を用いたリビングラジカル重合の発見と開発」が授賞理由となった。 (C)時事通信社