【ワシントン時事】バイデン米大統領は22日、新型コロナウイルス対策を話し合う関係国・機関のオンライン首脳会議で、米ファイザー製ワクチン5億回分を追加購入し、途上国に無償で提供すると正式表明した。米国は6月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて5億回分の購入を発表しており、それ以外の分を含め計11億回分以上を外国へ提供することになる。
 国連総会に合わせて開かれたオンライン首脳会議には、グテレス国連事務総長やカナダのトルドー首相らが出席した。バイデン氏は会議冒頭、「米国は第2次大戦後に『民主主義の(他国へ輸出するための)兵器廠(しょう)』になったように、『ワクチンの兵器廠』となる」と語り、各国へのワクチン供給で主導的役割を果たす決意を示した。
 米政府によると、米国は今後1年以内にすべての国で人口の少なくとも70%がワクチン接種を受けることを目指し、接種率の低い途上国の支援を進める。また、すべての国で年末までに1日当たり人口1000人に1人が感染検査を受けられるようにするほか、医療用酸素や治療薬の調達も後押しする。 (C)時事通信社