ワクチンの接種済み証明書「ワクチンパスポート」を活用した行動制限の緩和を過半数が支持している―。新型コロナウイルスに関する民間調査で、こんな結果が出た。感染者ゼロを目指す「ゼロコロナ」より、ウイルスとの共存を図る「ウィズコロナ」を支持すると答えた人が多く、接種証明の活用で長引く自粛生活から解放されたいとの考えが背景にあるようだ。
 調査は「日本トレンドリサーチ」がインターネットを通じて12~17日に実施。全国の男女2000人が回答した。
 「ウィズコロナ」と「ゼロコロナ」どちらの考えかとの質問には、59.2%がウィズコロナと回答。ゼロコロナは22%にとどまった。ゼロコロナを選んだ人にどうすれば実現できるか尋ねると、ロックダウン(都市封鎖)や外出自粛の徹底などの回答が寄せられた。
 ワクチンパスポートを行動制限の緩和に活用することについては、52.9%が「賛成」と答え、「反対」の22.1%を大きく上回った。賛成の人からは「自粛ムードに疲れた」「コロナとうまく付き合いながら日々を楽しみたい」などの意見があったほか、ワクチン接種者の増加に期待するゼロコロナ派もいた。反対の理由としては、未接種者への差別が広がる恐れや、パスポートを持つことで人の流れが生まれてしまうことなどが挙げられた。
 同社の担当者は「外出自粛による精神的な疲れがうかがえた。副反応のリスクがあるワクチンを打った分、少しは解放されたいという気持ちがあるのかもしれない」と語った。

 日本トレンドリサーチの調査結果(https://trend-research.jp/9971/)。 (C)時事通信社