【ニューヨーク時事】米航空大手ユナイテッド航空は30日までに、新型コロナウイルスワクチン接種の義務化方針に従わないとして、米国を拠点とする従業員約600人を解雇する手続きに入ったと明らかにした。米メディアが伝えた。
 同社のカービー最高経営責任者(CEO)らは従業員宛ての書簡で、「非常に難しい決断だったが、チームの安全を保つことが常に最優先課題だ」と述べた。
 ユナイテッドは8月、米航空会社として初めて、米国内の約6万7000人に上る全従業員に対し、コロナワクチン接種を義務付けると表明。大半の従業員は接種義務に従ったが、接種証明の提出期限が過ぎても593人が応じなかった。
 ただ、同社は正式に解雇を決める会合までに接種すれば、雇用は維持されると説明。宗教や医療上の理由で、これまでに約2000人が義務の適用免除を求めた。
 ユナイテッドは今後数年間で約2万5000人を新規雇用する計画。ワクチン接種が採用条件になるという。
 米民間企業では、従業員にワクチン接種を義務付ける動きが広がっている。8月にはCNNテレビが、コロナワクチンを接種せずに出社したことを理由に、従業員3人を解雇したと明らかにした。 (C)時事通信社