【ロンドン時事】英政府は30日、企業の雇用維持を支援するために導入した従業員給与の肩代わり制度を終了させた。新型コロナウイルス対策として総額約700億ポンド(約10兆円)を投入。失業者の抑制に貢献したが、経済回復が進み、役割を終えたと判断した。
 スナク財務相は「求人が100万人以上に達する中、制度を終えるべき時期が来た」と述べ、雇用情勢の改善を強調するとともに、支援打ち切りに理解を求めた。
 この制度は、企業が従業員を解雇せず休職扱いとすることを条件に、1人当たり月2500ポンド(約38万円)を上限として、国が給与の8割を負担する仕組み。2020年3月に導入し、これまで130万社、1160万人が利用した。 (C)時事通信社