【シリコンバレー時事】新型コロナウイルスワクチンに関する誤情報で、インターネット交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(FB)への批判が強まっている。誤情報を広めたとして動画投稿サイト「ユーチューブ」から排除された人物が、FBではアカウントを維持されるなど、FBの対応の遅れが目立っている。
 「誤情報を拡散する巨大IT企業として孤立している。(FBの)ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は行動を起こすべきだ」。米英を拠点とするNGO「デジタルヘイト対抗センター(CCDH)」のアーメドCEOは、ユーチューブがワクチン誤情報への対策を強化した9月29日、こうコメントした。
 CCDHによると、誤情報拡散の中心にいる十数人は、FBと傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」で計640万人のフォロワーを持つ。FB関連のアプリ月間利用者は計35億人に上り、誤情報の波及し得る範囲は広大だ。
 FBはワクチンの誤情報対策について、「誤情報2000万件を削除し、ルール違反を繰り返した3000以上のアカウントなどを永久に禁止した」(広報担当者)などと説明。正確な情報の発信を通じ、米国のFB利用者の間でワクチン接種に対する「ためらい」を1月から50%減らしたとも主張した。
 ただ、反ワクチン派のリーダーの一人、ジョゼフ・マーコラ医師はFBに175万人のフォロワーを抱え、いまだに発信を続けている。 (C)時事通信社