【ロンドン時事】英イングランドで4日、新型コロナウイルス対策の入国規制が大幅に緩和された。2回のワクチン接種済みの入国者は、これまで義務だった渡航前のウイルス検査が免除され、日本やシンガポール、韓国など17カ国・地域で発行された接種証明書も新たに認められる。
 英国では10月下旬に学校が学期間の休みに入るが、その前に緩和を実施するよう求める声が旅行業界などから上がっていた。
 感染リスクの度合いに応じて各国を「赤、黄、緑」の三つに分ける「信号制度」が廃止され、「赤、その他」に簡略化。「黄」だった日本は「その他」に区分され、日本からの渡航者は、有効な接種証明があれば渡航前検査や入国後10日間の自主隔離が不要になる。入国2日目のPCR検査は引き続き必要だが、今月末からはより安価で簡便な「ラテラルフロー検査」で済むようになる予定。
 一方、3日付のデーリー・テレグラフ紙は、英政府が規制の最も厳しい「赤」リストの国・地域を現在の54から9程度まで減らす方針を固めたと報道。ジョンソン首相が進めている「最悪のパンデミック(世界的大流行)から社会・経済を『正常』に戻す」(同紙)計画の一環で、今週後半にも発表される。南アフリカやブラジル、メキシコなどの除外が予想されるという。
 現行ルールでは、「赤」の国・地域に渡航した場合、英国入国時に政府指定ホテルでの10日間の隔離を自己負担で行わなくてはならない。規制対象の国・地域の大幅削減で、海外旅行者の急増につながると見込まれているという。 (C)時事通信社