公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療を中止した腎臓病患者の女性=当時(44)=が死亡し、遺族が同病院を運営する福生病院企業団に慰謝料など2200万円の損害賠償を求めた訴訟は5日、東京地裁(桃崎剛裁判長)で和解が成立した。和解条項は「患者に対する説明や意思確認で病院側に不十分な点があった」とし、遺族に解決金を支払うことなどが盛り込まれた。
 原告代理人弁護士によると、和解条項は病院側が今後、同様のケースで患者に適切な説明を行い、医療方針などを変更できると十分伝えるとともに、病状の変化に応じて意思確認するよう努めることを約束。一方、病院の医師が女性に積極的に透析中止を提案したことは認められないとした。 (C)時事通信社