【北京時事】カザフスタンに接する中国の新疆ウイグル自治区ホルゴス市で3日、新型コロナウイルスの無症状感染者2人が確認され、同市を含む広い範囲が事実上封鎖された。感染を徹底的に封じ込める「ゼロ・コロナ」政策に基づく通常の措置だが、中国は1日から国慶節(建国記念日)の7連休中のため、現地では多くの観光客が足止めされている。
 中国メディアによると、感染が確認された2人は親子で、海外への渡航歴や国内の感染地域への訪問歴もなく、感染源は不明。直ちに市民ら約4万人に対する1回目のPCR検査が行われたが、4日までに新たな感染者は確認されていない。
 それでも、同市のあるイリ・カザフ自治州は全住民に当面州外に出ないよう通知。州内の空港や鉄道駅も閉鎖された。SNS上では、指定ホテルに缶詰めにされた観光客から「いつ家に戻れるのか分からない」との悲鳴が相次いでいる。
 ホルゴスは、中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の陸路の要衝で、鉄道コンテナ輸送の拠点。コロナ発生を受け国境管理も強化されており、中央アジアや欧州との物流にも影響を与える可能性がある。 (C)時事通信社