スーパーやコンビニエンスストアなど流通大手4社の2021年8月中間連結決算が7日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響が前年同期より和らいだ上に、「巣ごもり需要」も継続。純損益はセブン&アイ・ホールディングスとローソンの2社が大幅増益となり、イオンは黒字転換した。
 セブン&アイは46.9%の増益。米国で事業買収した効果で海外コンビニ事業が好調だったほか、国内の「セブン―イレブン」も収益が回復した。ただ、井阪隆一社長はオンライン会見で「『駅ナカ』店舗などの回復には時間がかかる」との見通しを示した。「イトーヨーカドー」などのスーパー事業、「そごう」「西武」の百貨店事業は振るわなかった。
 イオンは大幅赤字から黒字に浮上。売上高に相当する営業収益は過去最高を更新した。ただ、主力の総合スーパー事業は不振が続いた。緊急事態宣言の長期化が響き、衣料品が低調だった。
 ローソンは冷凍食品や総菜など「内食」向けの品ぞろえを拡充したことが奏功し、純利益が5.3倍に増えた。ライフコーポレーションは「ネットスーパー」の拡充で経費が膨らみ、減益だった。営業収益はまとめ買い特需のあった前年同期並みを維持した。 (C)時事通信社