【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーで、新型コロナウイルスの感染対策として実施されていたロックダウン(都市封鎖)に伴う外出規制が11日、約3カ月半ぶりに解除された。街中では飲食店などが通常営業を再開。コロナとの「共存」を図る生活がスタートした。
 飲食店の営業はこれまで持ち帰りに限定されていたが、店内での接客サービスを再開した。商業施設のカフェでくつろいでいたティボ・カラングさん(55)は「(コロナで)生活がすっかり変わってしまった」と説明。封鎖中は在宅勤務だったとし「(週末には)何か違うことをやりたい」と笑顔で応じた。
 シドニーでは順番待ちの行列ができた理髪店もあった。ただ、雨天で街中は閑散としており、閉店したままの店舗も目立った。
 東部ニューサウスウェールズ州政府は、感染力が強いデルタ株の感染が拡大した6月下旬にシドニーでロックダウンを導入した。州は連邦政府と協力し、「出口戦略」としてワクチン接種を推進する戦略に転換した。州内の接種率が先週、7割に達して解除が決まったが、店内飲食などは当面、接種済みの人に限定する。11日に発表された州の新たな市中感染者は496人だった。 (C)時事通信社