財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は11日の分科会で、社会保障費の抑制に向けて議論した。財務省は、新型コロナウイルス対応で病院に支給された各種補助金をめぐり、国立病院で患者1人当たりの補助金受給額が5916万円に達した例があるとの調査結果を公表。患者の受け入れが不十分だと1人当たりの受給額が膨らむため、費用対効果を検証する必要があると指摘した。
 コロナ対応では、患者が入院している病床に対して診療報酬の特例加算などを実施。新たに病床を確保した医療機関に1床当たり最大1950万円を補助した。
 財務省によると、患者を受け入れた94国立病院の平均収支は2020年度に約6億4000万円の黒字となった。受診控えによる減収分を上回る補助金が投入された結果、19年度の約1000万円の黒字から大きく改善した。患者1人当たりの補助金受給額は平均で944万円だった。 (C)時事通信社