自民党の甘利明幹事長は11日、緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブに出入りした政治責任を問われ離党した松本純・元国家公安委員長(衆院神奈川1区)ら3人について、衆院選前の復党を認めない方針を明らかにした。党本部で記者団に語った。衆院選で3人への対抗馬擁立は見送り、無所属で当選すれば追加公認したい考えだ。
 松本氏は麻生太郎副総裁の側近。麻生派を中心に復党を探る動きがあったが、認めれば「批判は免れない」と党内で懸念が強まっていた。
 3人は松本氏と大塚高司氏(大阪8区)、田野瀬太道氏(奈良3区)。甘利氏は、3人から「党に迷惑をかけたくない。無所属で有権者のみそぎを受けたい」と連絡があったと説明。党として3人の意思を尊重することを岸田文雄首相(党総裁)らと10日に確認したという。
 甘利氏は「池に落ちた犬を棒でたたくようなことはしたくない」と述べ、3人の選挙区を空白区とする方針を表明。自民党は「はい上がってきたら温かい対応を考える」(幹部)として追加公認を検討する。 (C)時事通信社