【ケルン時事】ドイツ西部ケルンで欧州最大の食品見本市「アヌーガ2021」が開催されている。しょうゆやみそといった調味料や抹茶などを販売する日系企業約30社が出展。新型コロナウイルス流行を受けて消費者の健康志向が強まる中、渡独した事業者は各国のバイヤーに製品を売り込んだ。
 老舗調味料メーカーのフンドーダイ(熊本市)の山村脩社長(52)は「ポーランドの卸売業者などが、無色透明なしょうゆに関心を示していた。欧州では販路拡大のチャンスがある」と意気込む。欧州工場の開設を検討するキノコ生産大手ホクト(長野市)も市場調査のため出展し、来場者に製品の試食を呼び掛けた。
 会場では欧州で人気が高まっているユズ製品も注目を集めていた。ドイツで食材宅配事業を展開するミンチョル・リーさん(38)は宮崎県産ユズを使ったジュースを試飲。「甘過ぎず、爽やかな味が気に入った」と評価した。
 欧州ではレストランの営業が再開され、日本食材への需要が高まっている。
 見本市は9日から13日まで。会場ではコロナワクチン接種済み証明書の提示やマスク着用などが求められた。 (C)時事通信社