【ロンドン時事】英下院の保健社会福祉委員会と科学技術委員会は12日、政府の新型コロナウイルス対応を検証した報告書を発表した。昨年の春頃に感染が広がり始めた際にロックダウン(都市封鎖)を迅速に導入せず、対処が遅れたことが欧州最悪水準の死者を出すことにつながったと厳しく批判した。
 両委員会は超党派の議員で構成され、報告書は約150ページに及んだ。その中で、政府がロックダウンを早期に導入しなかったことは「英国が経験した最も重大な公衆衛生上の失敗の一つ」であり「深刻な過ち」だったと結論付けた。感染を積極的に抑制するのでなく「管理」するにとどめた政府の「運命論」的姿勢を批判。検査体制の整備が遅れたことも状況悪化をもたらしたと断罪した。 (C)時事通信社