【ジャカルタ時事】インドネシア政府は14日から、バリ島を含む一部の観光地で入国業務を再開した。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少したためで、1年半ぶりに日本を含む外国からの観光客を受け入れる。ただ、入国者に求められる条件は多く、観光需要の早期回復は見通せない。
 政府によると、受け入れ対象は「陽性率が5%未満」の国とし、当初は日本や中国、インドなど19カ国に限る。入国者は▽ワクチン接種が完了▽出発前72時間以内に受けたPCR検査が陰性▽新型コロナに対応した最低10万ドルの保険に加入―といった条件を満たす必要がある。
 入国後は指定ホテルで5日間の隔離生活を課され、入国時と隔離中にPCR検査を計2回受けなければならない。宿泊・検査費用は全て自己負担だ。移動履歴を記録する専用アプリの使用も義務付けられ、日本人の場合は帰国後の隔離もある。
 観光業界が長く待ち望んだ外国客の受け入れ再開だが、高揚感は乏しい。成田・関西空港とバリの直行便を持つインドネシア国営ガルーダ航空は当面、両路線の運休を継続。「客への制約が多く、需要をつかめない」ため、再開の時期も未定だ。 (C)時事通信社