福岡県中間市の私立双葉保育園の男児=当時(5)=が送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した事件で、県は21日、職員による園児への虐待行為があったとして、児童福祉法に基づき園側に改善勧告をした。男児の死亡をめぐり8月に出された勧告に続き2度目。
 今回の勧告は、2019年以降、職員が園児をたたいたり暴言を発したりする虐待行為が日常的にあったと指摘。男児死亡後の特別指導監査の際には、虐待行為の隠蔽(いんぺい)なども確認されたとした。県は死亡事件と虐待行為について「別件として考えている」としている。
 県は11月22日を期限に、改善内容の報告書提出を園側に求めた。中間市には園を経由しない保護者相談窓口が設置される予定。
 園側の代理人弁護士は記者会見し、「勧告は真摯(しんし)に受け止めているが、虐待行為や隠蔽の指摘については納得できない部分もある」と述べた。 (C)時事通信社