塩野義製薬は21日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、中期段階の臨床試験(治験)を開始したと発表した。最終治験も年内に開始し、来年3月までの供給開始を目指す。第一三共も同日、今年度内に最終治験を開始する予定と発表しており、国産ワクチンの実用化に向けて前進した。
 塩野義の中期治験は約3000人を対象に、安全性や有効性を確認する。最終治験はワクチン接種が進んだ日本だけでは被験者を集めにくいため、海外を中心に実施する見通し。
 第一三共は来年中の実用化に向け、中期段階の治験を11月に開始し、最終治験に進む。最終段階では既存のワクチンと接種後の抗体量などを比較し、性能が劣っていないかを確認する治験を検討している。 (C)時事通信社