KMバイオロジクス(熊本市)の永里敏秋社長は25日、東京都内で記者会見し、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、「安全性が高いものを早く世に出したい。来年春から夏にかけて申請できないかと考えている」と述べた。ワクチンを2回接種した人の追加接種用として、来年中の実用化を目指す方針を示した。
 KMバイオが開発しているのは、ウイルスの感染力をなくした「不活化ワクチン」。インフルエンザワクチンなどで使われており、永里氏は「子供にも接種可能な安全性が高いワクチンができる」と強調した。
 KMバイオは今月、安全性などを確認する中期段階の臨床試験(治験)を始めており、年内に追加接種の治験もスタート。来年には小児向けの治験も行うほか、アジア地域で既存のワクチンと比較して有効性を検証する予定だ。 (C)時事通信社