【サンパウロ時事】ブラジル政府の新型コロナウイルス対策を検証していた上院調査委員会は26日、ボルソナロ大統領を、感染症に弱いとされる先住民を絶滅の危機にさらした「人道に対する罪」など九つの罪状で訴追すべきだとの報告書を7対4の賛成多数で採択した。連邦検察などの司法機関に送られ、判断を仰ぐ。
 ボルソナロ氏は新型コロナを「ちょっとした風邪」などと軽視。州や市が行ってきた新型コロナ対策の足を引っ張り続け、ワクチン導入を遅らせたと指摘されている。報告書は「意図的な不作為は、先住民の感染率や死亡率を都会よりも高めた」と強調。「大統領や保健省高官の行動は、新型コロナ拡散のリスクを増大させた」などと非難した。 (C)時事通信社