新型コロナウイルス対策として、介護施設などに配布するため政府が調達した布マスクのうち、約3割に当たる約8200万枚(115億円相当)が余り、倉庫に保管されていることが28日、厚生労働省への取材で分かった。保管費用は約6億円に上るという。
 厚労省は昨年4月、介護施設や保育所などを対象にした布マスク配布事業を開始。約8000万枚を追加配布する予定だった同7月、マスクの供給状況が改善したことから、希望する施設にのみ配布する方式に切り替えた。このため、約7800万枚が配布されずに保管された。
 このほか、全世帯向けに配布した布マスクも、約400万枚の余剰が出た。保管料は合わせて、今年3月までに約6億円掛かったという。 (C)時事通信社