新型コロナウイルスの流行状況を調べるため、厚生労働省は28日、3万人規模の抗体検査を5都府県で行うと発表した。今夏の感染「第5波」を踏まえ、国民の抗体保有率を調べる。ワクチン接種でできた抗体も区別して調査する。
 厚労省によると、対象は宮城、東京、愛知、大阪、福岡の都府県。12月と2月にそれぞれ計1万5000人を対象に血液検査する。ワクチン接種が進んでいることから、感染歴と接種歴を問うほか、2種類の検査で抗体が感染によるものかワクチン接種によるものか判別するという。
 無症状の感染者も多く、抗体検査で感染実態を把握する。調査は昨年も行われ、12月時点の抗体保有率は同じ5都府県で0.14~1.35%。感染者数を基にした感染率に比べ、2~4倍高かった。 (C)時事通信社