デンソー=2021年9月中間連結決算(国際会計基準)は増収で、全利益が黒字転換した。半導体不足などに伴う自動車メーカーの減産は響いたが、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた前年同期と比べると自動車市場が回復し、部品の販売が大幅に伸びた。固定費低減(55億円)や合理化(550億円)なども利益を押し上げた。 
 最近の半導体不足については、「22年1~3月までは枯渇感が継続する」(松井靖取締役)と予想しているが、自動車減産による在庫適正化やメーカーの能力増強などの効果で需給がバランスしていくと見込んでいるという。
 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。半導体不足など外部環境は不透明だが、採算改善などに取り組み、計画達成を目指す。
 半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)による日本での工場建設への参画については、「回答を差し控える」(松井氏)と述べるにとどめた。(C)時事通信社