旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は30日、「未定」としていた2021年10月期通期の連結業績予想について、純損益が530億円の赤字(前期は250億円の赤字)になる見通しだと発表した。通期での純損失計上は2年連続。新型コロナウイルス感染症の影響で主力の海外旅行を中心に旅行需要の回復が遅れ、02年の上場後で最大の赤字となる。
 売上高は前期比7割減の1250億円に落ち込み、本業の収支を示す営業損益は630億円の赤字(同311億円の赤字)と見込む。コロナ禍前の業績を含む前期の反動に加え、緊急事態宣言などの発令でレジャー需要が減退。ホテルやテーマパークの利用も伸び悩んだ。 (C)時事通信社