【シドニー時事】オーストラリアで1日、国民の海外渡航が約1年半ぶりに本格的に解禁された。新型コロナウイルスの水際対策のために外国との往来を厳しく制限してきた豪州政府だが、2回のワクチン接種者を対象に解禁に踏み切った。帰国時の規制も緩和され、接種が進んだシドニーやメルボルンでは隔離が不要となった。留学生や旅行者ら外国人の入国も段階的に認める方針だ。
 シドニー空港の出発ロビーの国際線カウンターには人々が列を成した。コロナ禍前の光景が戻りつつある。アバ・マドムさん(27)はシンガポール在住の恋人に1年7カ月ぶりに会いに行く。「楽しみだ」と表情を崩す一方で「シンガポールでは隔離が必要になる」と気をもんでいた。到着ロビーでは出迎えた人との再会を喜び、抱き合う姿も見られた。 (C)時事通信社