新型コロナウイルスによる世界の死者が500万人に迫っている。米ジョンズ・ホプキンス大の集計では、日本時間1日現在、死者は499万9000人余り。ワクチン接種は進んでも、ウイルスは変異し新規感染者数、死者数ともに再び拡大傾向となる厳しい状況が突き付けられている。
 今年1月以降、死者数は約3カ月刻みで100万人ずつ増えてきた。8月中旬から減少していた1週間当たりの死者数は感染者数とともに10月下旬に増加に転じ、ワクチン接種が遅れているロシアや一部の欧州の国々で特に深刻な状況が広がっている。約2カ月ぶりの再拡大を受け、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10月28日、「パンデミック(世界的大流行)収束は程遠い」と警戒を呼び掛けた。
 ジョンズ・ホプキンス大によると、国別の死者は米国が約75万人で最多。ブラジル(約61万人)、インド(約46万人)、メキシコ(約29万人)、ロシア(約23万人)と続く。
 WHOのまとめでは、10月24日までの1週間の世界の死者は約4万9000人で、前週比5%増だった。地域別では欧州が14%(約2万1000人)と最も増えている。 (C)時事通信社