自民党の茂木敏充幹事長が4日、正式に就任した。新型コロナウイルス禍の克服や、来年夏の参院選の体制づくりが、当面の優先課題となる。岸田文雄首相が掲げる党改革の実現も目指す。
 首相は同日、茂木氏と首相官邸で会談し、こうした方針を確認。茂木氏が務めていた外相は、10日に予定される第2次岸田内閣の発足まで、首相自身が兼務する。後任には、小野寺五典元防衛相や林芳正元文部科学相らが取り沙汰されている。
 茂木氏は4日、就任後初の記者会見に臨んだ。衆院選について「最終的に競り勝った選挙区が多い。地域によってはかなり苦戦を強いられた」と指摘。参院選に向けて「地域の事情、課題の分析と、体制の強化が必要だ。どういう候補を立てていくか検討したい」と述べた。
 党改革をめぐり、首相は9月の党総裁選で、役員の任期制限などを訴えた。これに関し、茂木氏は「参院選まで待つことはない。早い段階でできるものを実行していく」と強調。党所属の衆院議員のうち、当選4回以下が5割を超えたとして、「次の時代を先取りする自民党をつくっていく」と意気込みを示した。
 一方、新型コロナ感染拡大で打撃を受けた経済再生に関しては「早急に大型経済対策を取りまとめ、補正予算の早期成立、執行で家計や事業者への支援を進め、景気回復を図っていく」と表明。憲法改正に前向きな日本維新の会が衆院選で議席を増やしたことを踏まえ、「維新を含めてさまざまな政党と(改憲の)議論を進めたい」とも語った。 (C)時事通信社