【グラスゴー時事】英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は4日、米製薬大手メルクが製造した新型コロナウイルス経口治療薬「モルヌピラビル」を承認した。英政府が発表した。飲み薬の承認は世界初。ワクチンに続くコロナ対策の切り札となる可能性がある。
 メルク製の飲み薬は、発症初期の患者の重症化を防ぐ効果が期待されている。米国や欧州連合(EU)の当局も承認審査に入っており、年内にも実用化される見通しだ。岸田文雄首相も、飲み薬が「コロナ対策の大きな決め手となる」と早期実用化を目指す考えを表明している。
 英国は、米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチンも先進国で初めて承認した経緯がある。ジャビド英保健相は声明で「きょうはわが国にとって歴史的な日だ。最も弱い立場にある人々にとって画期的な治療法となるだろう。できる限り早期に患者に投与するための計画を立てている」と述べた。 (C)時事通信社