東京都は1日から、無料通信アプリ「LINE」を通じて、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したことをスマートフォンの画面で証明できる「TOKYOワクションアプリ」の運用を始めた。約1週間で登録者数は既に10万人を超えており、都の担当者は「多くの方に申請いただいている」と話している。
 アプリを協賛企業の店舗で提示すると、さまざまな割引サービスが受けられる。当初は特に若い世代の接種を促すのが狙いだったが、行動制限緩和の際の証明として活用することも推奨する。
 アプリは、2回のワクチン接種を終えた人がLINEの公式アカウントを「友だち登録」し、運転免許証などの本人確認書類と、自治体が発行したワクチンの接種済み証を撮影してアップロードする仕組み。事務局が確認すると、接種を完了したことがスマホの画面上に表示される。
 氏名や住所などが記載される紙の接種証明書に比べ、アプリの画面に表示されるのは匿名のIDなので気軽に提示できるメリットがある。
 キャンペーンに協賛し、都のステッカーを掲示した店舗で登録済み画面を提示すると、割引など独自のサービスを受けられる。既に飲食店や小売店など140以上の事業者が協賛を申し出ており、15日からはアプリを通じて応募すると抽選で電子クーポンなどの特典が当たるサービスも始める。
 一方、都は飲食店での会食について、今月末まで原則1テーブル4人以内とするよう求めているが、5人以上で入店する場合にはアプリを活用するよう促している。参加人数の緩和が進むイベントの入場時にもスマホ画面の提示を呼び掛ける。 (C)時事通信社