厚生労働省は9日、2019年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた国民医療費(確定値)が、前年度比2.3%増の44兆3895億円だったと発表した。人口1人当たりでは2.5%増の35万1800円に達し、いずれも過去最高を更新した。
 高齢化の進展や医療の高度化などで国民医療費の増加傾向が続いており、40兆円を超えるのは7年連続だ。厚労省によると、本格的に感染が拡大する前だった新型コロナウイルスの影響はないという。
 年齢階層別では、65歳以上の高齢者の総額が27兆629億円で全体の約6割を占めた。1人当たりでは65歳未満が19万1900円だったのに対し、65歳以上は75万4200円で4倍近い水準だった。 (C)時事通信社