【北京時事】中国の小学校で新型コロナウイルスの集団感染が相次いでいる。「児童の感染率が不断に上昇している」(中国疾病予防コントロールセンター)と危機感を強める当局は、10月下旬からワクチン接種の対象年齢を3~11歳にまで引き下げ、年内完了を目指して接種を急いでいる。
 河南省鄭州市は9日、新たに3人の市中感染者を確認したと発表した。3日以降の感染者は41人となり、このうち25人が2校の小学校に通う6~9歳で、2人は教師。河北省辛集市でも今月初めから4校の小学校で児童の感染を確認した。
 一人の感染者も見逃さず隔離する「ゼロコロナ」政策を続ける中国だが、デルタ株の拡散で10月中旬から今月8日までの感染者は、20省・直轄市・自治区の1100人以上に達した。8日から共産党の重要会議が開かれている北京には、感染者が出た地域から入ることを原則禁じるなど、移動制限も強化されている。 (C)時事通信社