日本や米国、中国など21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)は9日夜(日本時間)、オンライン形式で2日目の閣僚会議を開いた。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ経済の回復には自由貿易の推進が重要との認識で一致。共同声明を採択し、閉幕した。
 声明は「パンデミック(世界的流行)の影響緩和に貿易が果たす極めて重要な役割を強調」と明記。中国が加入を求めている環太平洋連携協定(TPP)なども念頭に、「市場主導による地域経済統合を推し進める」とした。初日の討議に出席した萩生田光一経済産業相は、TPPの高水準な自由化ルールを緩めることなく「経済連携の維持・強化を進めることが重要だ」と強調した。 (C)時事通信社