近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT―CTホールディングスは10日、2022年3月期連結業績予想の売上高を1500億円(従来予想は1800億円)に引き下げた。新型コロナウイルス流行の長期化で観光需要の回復が遅れたため。一方、人件費の減少や雇用調整助成金の特例措置の延長などで収支が改善し、純損益の赤字は130億円(同148億円)に縮小する見通し。
 緊急事態宣言の解除を受けて10月以降は個人旅行を中心に徐々に予約が伸びており、上半期にコロナ前の2割以下だった旅行需要が下半期は6割程度まで回復すると見込んだ。秋以降は厳選した高級な旅館・ホテルに宿泊する新ブランドの立ち上げなどを通じ、「顧客のニーズをつかんで収益力向上に努める」(三宅貞行専務)方針だ。 (C)時事通信社