厚生労働省が12日発表した2022年3月卒業予定の高校生を対象とした企業の求人数(今年9月末時点)は、昨年10月末比0.3%減の約36万9000人だった。2割減と11年ぶりの落ち込みを記録した昨年に続き、2年連続のマイナス。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、サービス業を中心に企業の採用意欲の回復に遅れが目立っている。
 業種別では、宿泊・飲食サービス業が10.0%、生活関連サービス・娯楽業が8.3%それぞれ減少。求人数の約3割を占める製造業は9.3%増だった。都道府県別では、香川が9.8%減と大きく落ち込む一方、山梨は12.1%増加した。
 求職者数は約13万8000人で9.2%減。厚労省は「昨年に続き、コロナの影響で大学・専門学校への進学や公務員への就職に進路変更したのではないか」と分析する。 (C)時事通信社