【ベルリン時事】ブルガリアで14日、議会選(一院制、定数240)の投票が行われた。4月、7月に実施された総選挙後の連立交渉がいずれも不調に終わり、今回が今年で3度目という異例の事態だ。しかし、単独過半数を獲得する政党は出ない見通しで、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、政治の混乱がさらに続く可能性がある。
 選挙前の世論調査によると、ボリソフ前首相率いる中道右派政党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」の支持率が24%とリード。9月に組織されたばかりで反腐敗を掲げる「変化の継続」と、左派の社会党が約16%で続く。7月の選挙でGERBを僅差で破り第1党となった新興ポピュリズム(大衆迎合主義)政党ITNは、連立交渉に失敗したことが失望され、支持を大きく落としている。
 同時に、大統領選の投票も実施。ITNなどの支持を受ける現職のラデフ大統領が優勢だが、過半数には届かない見通しで、21日の決選投票にもつれ込む可能性が高いとみられている。 (C)時事通信社