黒田東彦日銀総裁は15日、名古屋市で講演し、景気動向について「従来の想定と比べると、回復がやや遅れている」と述べた。新型コロナウイルス感染症への警戒感から飲食・宿泊などサービス部門の消費への下押し圧力が残ることに加え、「供給制約による輸出・生産の一時的な減速局面は続く」と指摘した。
 海外経済に関しては「中国で成長ペースが鈍化していることに注目している」と言及。電力不足や不動産セクターの債務問題を背景に、中国経済が減速するリスクに懸念を示した。 (C)時事通信社