子宮頸(けい)がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンについて、厚生労働省の分科会は15日、接種の積極的勧奨が中止となった間に定期接種の対象年齢を過ぎた女性も、無料接種を可能にして救済することで一致した。開始は来年度以降となる見通し。
 分科会では、無料接種の機会を逃した女性への「キャッチアップ接種」を行う方向で一致。その上で、救済措置を図る対象者の範囲や、対象年齢を過ぎてから自費で接種した人への対応などを議論した。多くの委員から、勧奨が中止となって以降に定期接種対象だった1997~2005年度生まれの9学年をキャッチアップすべきだとの意見が出た。
 HPVワクチンは、小学6年~高校1年相当の女性が無料で受けられる定期の予防接種。全身の痛みなどの訴えが相次いだため、積極的勧奨が13年6月から中止されたが、厚労省の専門部会が今月12日、勧奨再開を決定した。 (C)時事通信社