【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品大手バイオジェンは18日までに、日本の製薬大手エーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の販売承認について、欧州医薬品庁(EMA)の専門委員会から否定的な見解を受け取ったと発表した。
 バイオジェンによれば、EMAの委員会は12月中旬に開かれる会合で、販売承認に関する正式な勧告を出す見通しだが、欧州での実用化が見送られる可能性が出てきた。
 同薬は6月に米国で使用が始まり、アルツハイマー病の原因とみられる物質に作用する初めての薬として注目を集めた。ただ、有効性を疑問視する声が上がっているほか、価格も高額なため、販売が伸び悩んでいる。
 バイオジェンは、同薬について「アルツハイマー病患者とその家族に重要な変化をもたらす可能性があると強く確信している」と強調した。 (C)時事通信社