認知症医療の第一人者として知られ、自らの認知症を公表して啓発を行った精神科医の長谷川和夫(はせがわ・かずお)さんが13日午後11時47分、老衰のため東京都内の病院で死去した。92歳だった。愛知県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻瑞子(みづこ)さん。
 1953年、東京慈恵会医科大卒。74年、認知症の早期発見につながる検査法「長谷川式簡易知能評価スケール」を発表した。2000年に高齢者痴呆(ちほう)介護研究・研修東京センター(当時)のセンター長に就任し、04年に「痴呆」から「認知症」に用語を変更した厚生労働省検討会の委員を務めた。認知症の人を中心に介護を行う「パーソン・センタード・ケア」の普及にも尽力した。 (C)時事通信社