【ワシントン時事】バイデン米大統領は22日、来年2月に4年の任期を終えるジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長(68)を再任すると発表した。新型コロナウイルス危機対応で大規模な金融緩和策を打ち出し、景気を回復軌道に乗せた実績を評価した。インフレ率が31年ぶりの高水準となる中、パウエル氏は引き続き雇用改善を図る一方、物価安定に取り組む。
 FRB副議長には、ラエル・ブレイナード理事(59)を昇格させる。与党民主党左派の支持が厚い同理事も、次期議長の有力候補とされていた。就任にはいずれも上院の承認が必要となる。
 バイデン大統領はホワイトハウスでの発表に際し、「経済が十分回復するまでには長い道のりがある」と強調。完全雇用の達成とインフレの脅威に対処する上で「パウエル氏は適任」と説明した。
 同席したパウエル氏は「経済と強い労働市場を支え、高インフレが根付かないよう、FRBの政策手段を使う」と語った。 (C)時事通信社