文部科学省は、政府の基本的対処方針に従い新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗原簡易キットの活用を奨励し、文科省による『小学校、中学校及び高等学校等における新学期に向けた新型コロナウイルス感染症対策の徹底等について』の別添資料『高校等における抗原簡易キットの活用の手引き』(以下、手引き)では、具体的な検査の実施手法を解説している。これに対し日本耳鼻咽喉科学会は11月19日、手引きで解説されている検体採取方法について、イラストを用いて注意を促した。

検体採取時、綿棒は水平に挿入

 手引きでは、検体採取について「鼻咽頭検体は医師または医師の指示を受けた看護師若しくは臨床検査技師による検体採取が必要になるため、鼻腔検体を被検者自ら採取する」「鼻から綿棒を2cm程度挿入し、5回転させ、挿入した部位で5秒程度静置し、湿らせる(自己採取により実施)」と説明し、綿棒を斜めに挿入するイラストが添えられている。この点について、同学会は「綿棒は鼻孔の方向で鼻腔底に沿って水平に挿入する()。挿入方向を誤るとくしゃみ発作や痛みを誘発し、より激しい飛沫が生じる可能性がある」として、学校関係者に周知する注意喚起している。

図. 綿棒の挿入角度

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 なお、9月3日に日本医師会が発表した『幼稚園、小学校及び中学校等における抗原簡易キットの活用の手引き等の周知について』においても、綿棒を水平に挿入するイラストにあらためられていると付言している。

(編集部)