【バンコク時事】欧州とアジアの53カ国・機関で構成するアジア欧州会議(ASEM)は26日、首脳会議を前日に続いてオンラインで開き、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済の再建に向け、結束する姿勢を打ち出して2日間の日程を終えた。会議では新型コロナの効果的な抑止や経済の回復へ協調する方針を盛り込んだ特別声明を採択した。
 欧州連合(EU)のミシェル大統領は「新型コロナはすべての国と地域、われわれの生活のあらゆる面に影響を及ぼした」と指摘。世界の復興には「多国間協力の中でも、特に強力な欧州・アジア関係が極めて重要だ」と訴えた。
 EUのフォンデアライエン欧州委員長は「感染収束には世界の連帯が不可欠」と強調。議長を務めたカンボジアのフン・セン首相は閉会に当たり、「今会議は新型コロナなどの世界的課題の解決を探る特別な機会となった」と力説した。
 会議では、クーデターで国軍が権力を掌握したミャンマー情勢も話し合った。会議筋によると、「多数の欧州諸国」が国軍を強く非難した。議論を総括する議長声明は「深い懸念」を表明し、民主化と和解を促している。 (C)時事通信社