総務省が公表した2020年の政治資金収支報告書によると、国会議員や自民党各派閥などが開催した政治資金パーティーの収入総額は63億8200万円で、前年比28.0%減となった。新型コロナウイルス禍で開催が抑えられ、1994年の58億6100万円に次ぐ低水準となった。開催団体の数は前年から89減り296だった。
 収入1000万円以上の特定パーティーを開催した政治団体で見ると、上位には自民党各派が並ぶ。トップは二階派で、2位の麻生派とともに2億円を超えた。収入を増やした茂木派は昨年の4位から順位を一つ上げた。一方、安倍派は前年比3割以上落ち込んだ。
 個人の首位は、前年と同じ日本維新の会の鈴木宗男参院議員の「21世紀政策研究会」で1億1887万円。岸田文雄首相の「新政治経済研究会」は1億1747万円を集め、2位に入った。
 首相は20年9月の自民党総裁選で菅義偉前首相に敗れた後も3回の大規模パーティーを開催。計2039人から7352万円を売り上げた。次の勝負の機会をうかがい、準備を進めていたとみられる。 (C)時事通信社