国立感染症研究所は28日、南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、3段階で最も警戒度が高い「懸念される変異株」に指定した。従来の「注目すべき変異株」から一段階引き上げ、デルタ株などと同様の監視体制を取ることになった。
 厚生労働省も28日、都道府県などに対し、検出された新型コロナの全遺伝情報(ゲノム)解析を徹底するよう事務連絡を出した。
 オミクロン株をめぐっては、世界保健機関(WHO)も26日、「懸念される変異株」に指定した。感染研によると、同株はウイルスが人間の細胞に侵入する際に用いる「スパイクタンパク」に約30カ所の変異がある。感染力が高くなり、既存ワクチンの効果が低下した恐れもあるという。 (C)時事通信社