【ニューヨーク時事】30日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大が経済活動を冷え込ませるとの懸念から、大幅に反落した。代表的な指標である米国産標準油種の終値は前日比5%超安の1バレル=66.18ドルと、8月下旬以来約3カ月ぶりの安値となった。
 新型コロナワクチンを開発した米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は、オミクロン株への効果は従来株に比べてかなり弱まると明言した。米リジェネロン・ファーマシューティカルズも同社製の抗体カクテル治療薬の効果が低下する可能性があるとの見解を示したことで、市場では経済活動の停滞により、石油需要が鈍化するとの警戒感が拡大。相場は売りが優勢となった。 (C)時事通信社