新型コロナウイルスワクチンの3回目となる追加接種が1日午前、国内各地で始まった。18歳以上で、2回目から原則8カ月以上経過した人が対象となり、2月以降に先行接種を受けた医療従事者からスタート。年明けには順次、高齢者への接種も行われる見通し。
 新たな変異株「オミクロン株」の感染者が国内の検疫で相次いで見つかり、警戒が強まる中で始まった追加接種。政府は追加接種を着実に進め、今後の感染拡大や病床逼迫(ひっぱく)を防ぎたい考えだ。
 厚生労働省によると、当面は3回目接種の薬事承認を受けた米ファイザー製ワクチンを使用する。米モデルナ製は審査中で、承認されれば2種類から選べるようになる。2回目までと同様に、接種券は居住自治体から順次発送される。
 2回目までとは異なるワクチンを打つ「異種混合(交差)接種」も認める。モデルナ製の薬事承認を前提に、来年3月からは職域接種も予定されている。
 追加接種では、医療機関や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生時に限り、事前に厚労省に相談した上で例外的に6カ月への接種間隔短縮を認める。離島などで対象者が少なかったり、キャンセルが出たりしてワクチンが廃棄される恐れのある場合も容認する。 (C)時事通信社