【ワシントン時事】新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、米政府がすべての入国者に対するウイルス検査を厳格化する方針であることが分かった。現在、出発3日前までの陰性証明を搭乗時に航空会社に提出するよう義務付けているが、これを1日前に短縮する。米メディアが11月30日報じた。
 さらに、すべての入国者に対し、到着3~5日後に再検査を課すことも検討。米国人帰国者も対象とする厳しい内容だ。バイデン大統領はこうした措置を含め、12月2日に今冬の新型コロナ対策を発表する。
 米国は11月8日以降、ワクチン接種を入国の条件とし、接種完了者は出発3日前まで、接種が完了していない場合は出発1日前までの陰性証明提出を求めてきた。29日にアフリカ南部8カ国からの入国を禁止。疾病対策センター(CDC)によると、米国内でオミクロン株は30日時点で確認されていない。
 米政府内では、陰性であっても入国者に7日間の自主隔離を求めることや、違反者に対して罰金などのペナルティーを科すことも議論されている。ただ、実施には大規模な態勢強化が必要となるため、実効性が問われそうだ。 (C)時事通信社