財務省が1日発表した7~9月期の法人企業統計調査によると、全産業(金融業と保険業を除く)の経常利益は、前年同期比35.1%増の16兆7508億円だった。増益は3四半期連続。前年同期に新型コロナウイルス禍の影響で大きく落ち込んだ反動が出たが、感染拡大前の2019年7~9月期の水準(17兆3232億円)には届かなかった。
 設備投資額は1.2%増の10兆9276億円と、2四半期連続で増加した。金属製品などは投資を増やしたが、コロナ感染再拡大に対する懸念から卸売業・小売業は慎重な姿勢を崩しておらず、業種によってばらつきがあった。財務省は「持ち直しの動きに弱さが見られる経済全体の傾向を反映している」と分析している。 (C)時事通信社